夏前の海と……黒いカレー [Eat & Drink]
所用のため久しぶりにクルマで小田原まで。
用件を済ませた後、ちょっと足を伸ばして御幸の浜まで海を見に行く。
あちらに住んでいた頃は、ドライブがてら、独りでふらりと―それも季節外れの海をちょくちょく見に行ったものだった。
自販機で缶コーヒーを買って砂浜まで降り、石段に腰を下ろして一服しながらぼんやり海を眺めていると、何とはなしに落ち着く。今日のような曇り空の日などは、特に。
海水浴なんてもう20年も行ってないし、マリンスポーツも一切やらない自分なので、むしろこんなシーズン前の人気のない海を眺めているのが、好きです。
単調な波の音を聴いていると、頭の中に抱えている色々なことを、少しの間だけ忘れられるというか。
……傍から見たらアブない人に……見えないとは思うのだけれどw
帰路は小田原厚木道路から圏央道を通るルートで。
夕食にはちょっと早いが小腹が空いたので、圏央道の厚木PAに立ち寄る。普段ならそうそうハズレのないかき揚げそばあたりで済ませてしまう(というか、立ち食いそばは好きw)のだが、ここに併設されている全国のご当地B級グルメが食べられる(メニューは定期的に入れ替わり)お店を眺めてて、ちょっと気になったものが。
レトルトものとかでたま~に見かける"黒いカレー"だけれど"あま辛"という味にちょっと興味を覚えた。それにハーフサイズなので小腹が空いた今の状態にピッタリ。値段もお手頃(¥500でおつりが来たかと)ということで、注文。
来たのがコレ。
名に違わず黒い。煮込まれたニンジンがゴロリと入っているので、そのコントラストも相俟って余計に黒いw。料理の詳細は確認しなかったので、(この黒さはイカスミ……?)と思いつつも、事前知識なしに食べてみた。
最初は甘い、というかやや甘酸っぱいようなルーの味。でも確かに間違いなくカレーの味わいだよなぁ……と思っていると、後からスパイスのピリリが追いかけてくる。が、辛いのがよほどダメな人じゃない限り行けるレベル。魚介系の生臭さがないから、イカスミではないなこりゃ……と考えながら、あっさりと食べてしまった。これだったらハーフじゃなくても食べてしまったかも。
帰宅してから調べてみたところ、長崎県にある大村市のご当地グルメで、この黒さは竹炭(食用竹炭のパウダー、無味無臭)を使用したものなのだとか。
厚木PA以外では、B-1グランプリ等のイベントを除くと、地元大村市でしか食べられないらしい(通販も現在はない模様)。 B-1グランプリ系のメニューって、個性と特色を前面に出すためにどうもクセが強い―というか、好き嫌いが分かれそうなものが多いイメージがあるのだけれど、これは見た目のインパクトの割に、味は個性的ではあるけど、旨いカレー。
興味のある方は、機会があれば一度、いかがでしょうか。
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