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【2016ウィンブルドン】感無量 [Tennis - Pro Tour]

 今年のウィンブルドン男子シングルスは、A.マレーが'13年以来2度目の優勝を飾った。 

  • Andy Murray (GBR)[2] 6-4 7-6(3) 7-6(2) Milos Raonic (CAN)[6]

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 王者ジョコビッチが3回戦で消え、決勝で当たるだろうと思われていたR.フェデラーも準決勝でラオニッチに屈した。これで2度目のウィンブルドン優勝はほぼ間違いないと思われていたマレー。特にEU離脱で揺れる地元英国のファンの期待は、前回以上のものがあったろう。
 確かに決勝戦の内容は、ビッグサーブに加え果敢なネットプレーで勝ち上がってきたラオニッチを、正確なリターンとパッシング、そして圧巻の安定性と守備力で封じ込めた、スコア以上に完勝と言えるものだったと思う。それでも、勝利を決めた後に溢れる涙を堪えなかったのは、初優勝前とはまた異なる重圧を乗り切った安堵の涙だったように思う。

 BIG4の一人に数えられながら、キャリア・グランドスラムを達成した他の3人と比較すると、実績の面でやや劣ると評されがちなマレー。 ナダルが故障で欠場、ジョコビッチ、フェデラーとも戦わずに手にした、自身3つ目のGSタイトルの価値に「?」マークをつける意地悪な向きもあるようだが、むしろ「優勝して当然」と見られた大会、それもウィンブルドンできっちりと結果を出して見せたことで、しばらく続いたジョコビッチ一強時代の勢力図も、今年後半から変わってくるんじゃないか―と思えてくる。

 最後に。
 ネットに詰めた相手の脇を鮮やかに射抜くパッシングショットは、見ていてもやっぱり気持ちがいい。ファミリーボックスからマレーを見守ったコーチ、I.レンドルの往年のプレーが脳裏に蘇りました。 

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