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仕様変更という名の「改悪」 [Other Topic]

 So-netブログユーザーの方なら既にお気付きだろうが、ブログ投稿画面のエディタ(リッチテキストエディタ)がこの20日に仕様変更された。

【変更】リッチテキストエディタの変更 [pickup]【What's new?―So-netブログ最新情報】

 更新をしばらくサボっていて、久しぶりに更新しようとしたらエディタの仕様が変わっているので少々面食らった。

無題.jpg

 



 だが、すぐに慣れるだろうと記事を書き、プレビュー画面で確認すると、ん?

 これまで、行末で[Enter]を押下すると1行空けで改行、要は新しい段落になっていた。プレビュー画面で確認しても(若干のズレがでることはあったが)ほぼ同じように表示される。実際、今もエディタ画面上ではそうなっているのだが、今こうして入力している記事をプレビューで見ると、

 プレビュー状態.jpg





  ↑↑↑プレビュー画面の状態↑↑↑

 こんな風に自動的に2行空けになってしまう。
 仕様変更後でも右上にソースの直接編集画面があるので、そこで段落タグ<p>をいじっても反映されない。いったん下書き保存した上で、「リッチテキストエディタを使用しない」に設定変更し、そこで改めて編集(タグをいじる)ようにしなきゃならん。

 何だこの改悪は!

 とはいえ、これは(余計な手間がかかるが)何とか対処できるからまだいい。
 読んだ本のレビュー記事の際には、Amazonのウィジェットを貼付するようにしているのだが、そのコードをこれまで同様に貼付けて、プレビュー画面で確認しようとすると 

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 まさに「はぁ?(゚Д゚)ハァ?」状態。
 新たに貼ろうとしたコードが間違ってるのかも、と、以前書きかけで下書き保存していた本のレビュー記事があったので(その当時は問題なくプレビュー表示された)そちらで確認してみても、やはり上と同じ表示になる。
 プレビューは出来なくとも記事の保存自体はされそうなので、記事作成は出来るのだろうけど、上記のように段落表示が妙なことになってると、プレビューで確認しながら調整しなくちゃならんし、不便極まりない。

 ソネブロって、仕様変更の度に改悪する一方じゃないですか?
 ブログを始めた頃は(表示が重いことは時々あったけど)過不足なくちょうどよかったのに、AFPのニューズ記事は貼れなくなるわ、[インデント]ボタンで自動的に<blockquote>タグがついて文章を囲むようになっていたのがただの段落下げだけになるわ、そして今回のこととか……。

 とりあえず問い合わせフォームから質問というかトラブル報告というか文句というか、一応送ってはおいたけれど、まぁ、以前の仕様に戻すようなことは絶対やらんだろうな。ユーザー対応でとにかく気が利かないことでは、つとに有名なSo-netのことだから、ね。

 So-netでブログを初めて間もなく12年になる(その間けっこうサボってるが)が、ここまで本気で引っ越しを考えるようになったのは初めてかも。
 ……否、いい加減ブログなんてやめたら?ってことなのか。


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「茶碗の中の宇宙 ―樂家一子相伝の芸術」展 [Art & Movie]

 昨日は東京国立博物館の「茶の湯」展に行き、その記事をUpしたのだけれども、実はその前日(一昨日)に、この展覧会とセット的に?竹橋の東京国立近代美術館で開催されている樂家の展覧会にも足を運んでいた。

「茶碗の中の宇宙 ―樂家一子相伝の芸術」

 京都での開催は終了したものの、東京では5/21までの開催なので、事前にチケットを購入して時間が空いた際に行くつもりでいた。
 そして一昨日は昼から都内へ出る所用があったのだが、予定の直前になって、先方の突発的な事情によりキャンセルになってしまい、ぽこっと2時間半ほど時間が空いてしまった。そこで思い出したのがこの展覧会。チケットもスマホで表示させるタイプのものだったので、いそいそと東西線に乗って竹橋へ。

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 最近足を運ぶ展覧会は、概ね上野か六本木だったから、近代美術館に来るのはいつ以来だったか……。帰宅後に手持ちの図録やパンフを調べてみたら、8年前('09夏)のゴーギャン展を観に来て以来だった。

 都内に大小含め美術館は数多くあるが、個人的には建物の雰囲気ではここが最も好き。具体的にどこが?と訊かれたら困ってしまうのだがw 一昨年のアレとか昨年のアレとか、六本木よりこっちでやってくれたらよかったのに……なーんて思ってしまうが、ある程度人気と集客が見込めるなら、立地的にもあっちの方が色々と都合がいいんだろうなぁ。 

 自分の浅い知識では、樂焼イコール(初代)長次郎というイメージしかほとんどなく、何を以て”樂焼”とするのかすら知らなかった。

樂焼【Wikipedia】

 東京での開催に先立ち、同展は京都で開催(京都国立近代美術館;'16.12/17~'17.2.12)されていたが、NHK教育の「日曜美術館」で樂焼を採り上げた番組がこの1月に放映されていた。今月初めに、東京での開催に合わせてそれが再放送されていたので、それを視て基礎概念は多少は得られたのだが……。

 入るとまず、長次郎作の二彩獅子がお出迎え。そして初代作の黒、赤の樂茶碗が並ぶのだが―出品リストを見ると、「無一物」や「一文字」、「万代屋黒」といった銘品は今月前半までの展示になっている。なんでー?と、思い出したのが東博の「茶の湯」展。あちらでも初代長次郎の茶碗は主役級のはずだから、あっちに移ってるんだろうな、と納得(実際、この翌日に東博で観ることができた)

 樂家の系図、そして歴代当主の作品が時系列順に展示されていく。現代に続く15代の歴史の中で、千利休に始まり、本阿弥光悦や尾形光琳、乾山兄弟(五代宗入とは従兄弟の関係になる)などの琳派、時の為政者、あるいは時代の変遷の影響を受けながら、各々がどのような個性と作風で”樂焼”を伝承していったのかを観ることができる。そうやって観ていくと、必ずしも初代長次郎茶碗のイメージだけで樂焼を捉えてしまうのが、実はほんの一部でしかないことに気付かされた。
 確かに、初代の作風を頑なに守るだけが伝統ではないわけで、革新性がなければ樂家の”樂焼”はこうも長く続かなかったのだろうな、と。

 後半、というか作品点数でいえば半分以上は、当代(15代)吉左衛門の作品が展示されている。15代の作品は先代(14代)同様に近代芸術の影響が色濃く、アバンギャルドであり原始的荒々しさも持つ、初代の持つ空気とは全く異なるものだが、それもまた”樂焼”なんだろう。
 好きか嫌いかで訊かれたら……ノーコメントw

 図録は購入せず、ポストカードのみ購入して展示室を出た。

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 展示室を出ると撮影スポットがあった。茶室の背景にレプリカの茶碗が置いてあり、これを持ったところを撮影してもらえるらしい。

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 初代長次郎作「万代屋黒」を3Dスキャンし、粘土の主成分であるケイ素(Si)と比重の近いアルミニウム(Al)で削り出して作成したものらしい。が、重さが実物より200g近く重いのだとか。
 せっかくそこまで手の込んだ複製を作るなら、重さもほぼ同じにしてよ~、と思うのはワガママが過ぎるだろうか(^^;)。写しも実際にあるのだから、同じ素材、あるいはセラミックとかで複製を作ることも可能だったんだろうけど、客が手に取るんじゃ万一のこと(手からスルッ、とか)も考えて、割れないようにするしかなかったのかも。
 何れにせよ、200gも違ったら手に取った感触も全くの別物だろうと思ったので、記念撮影はパスw

 時間にも余裕があり、当日券で所蔵作品展(MOMATコレクション)も観られたので、そちらも覗いていく。MOMATってなんじゃいなと思ったが、The National Museum of Modern Art, Tokyoのことなのね。

 本館4階から2階まで3フロアで、明治末~現代アートまでをざーっと観る。それぞれの部屋に何らかのテーマを持って展示されているので、これはこれで面白い。
 4階最上階の南に面した「眺めのよい部屋」は休憩スペース。通りを挟んで皇居、平川濠が一望できる。1週間早ければ、まだ名残の桜が愉しめたのかも。

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 所蔵作品展は基本的に撮影OK(一部作品除く)だったと最後に気付いたwので、1枚だけ記念に。


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「特別展 茶の湯」を観に行く+α [Art & Movie]

 なんの予告もなしに休んでサボってたので、毎度のようにしれっと更新再開しますw
 覗いていただいていた方々、申し訳ありません。

 さて。
 今月から上野、東京国立博物館(平成館)で開催されている「特別展 茶の湯」を観てきた。
 実は先月に、同じく東博で開催されていた「春日大社 千年の至宝」展を会期末間際に観に行っていたが、個人的には期待した割に「……(´・ω・)」だったのだけれど、帰りがけに今回のパンフを見つけて一気にテンションが上がりっぱなし[右斜め上]wで、以来心待ちにしていた。
 いつ行っても混むだろうなとは思っていたが、大名物の国宝「曜変天目(稲葉天目」が期間限定(~5/7まで)で展示されるというのであれば、GWに突入する前の早いうちに行くしかない。
 で、今日は休みを取り、ついでに父が身罷って以来出不精になりがちになっていた母親も連れ出して、午後から上野公園へ。

 神田で中央線から乗り換えようとしたら、人身事故の影響で山手線、京浜東北線とも運転見合わせ(。-`ω-)やむなくメトロ銀座線で上野まで。
 JRならホーム中ほどの階段を上がって公園口改札方面へすぐ出られるのに、慣れない地下鉄駅から行くのでしばし戸惑う+母親の脚力に合わせていたら、時間をロスしてしまい、入館したのは15時半をだいぶ回っていた。

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 全部を具に観ているには時間が足りなそうなので、入口においてある出品目録と、音声ガイド(今回は落語家の春風亭昇太師匠)のプログラムを見比べながら、絞って観ていくことにする。

 茶の湯ということで、最初は室町期、いわゆる"東山御物"からだが……初っ端の牧谿「観音猿鶴図」から見入ってしまう。そして国宝「青磁下蕪花入」、重文「青磁鳳凰耳花入」が並んで展示されたところで脚が止まる。鳳凰耳花入はこの時に一度見ているのだが、この二つを並べて観るとかなり色合いが異なっていることを初めて知る。なにしろ下蕪花入の”青”の美しさと言ったら!青磁といいながらややくすんだ緑がかったようなものが多い中、これがいわゆる”雨過天晴”の色なんじゃないかと。
 ずっと観ていたい思いを振り切って(って大仰なw)次の部屋へ。

 そして、出ました。
 国宝「油滴天目」そして「曜変天目(稲葉天目)」。
 油滴天目は5年前にサントリー美術館で一度観ているが、曜変天目は念願の初ご対面。写真や映像では何度も観てきたが、窯の炎と釉薬の化学反応という偶然が創り出した、虹色に輝く斑文の怖いまでの美しさは……観ていて溜息しか出てこない。「宇宙空間のような」という誰人の評も、さもありなん。
 と同時に、この二つの大名物の造形がまた見事なことを改めて思い知る。バランスを含め一切の破綻がないというか。これが完璧ってことなんじゃなかろうかと思ったり。

 この時点で既にハイテンションを通り越して、半ば熱に浮かされたようになっていたw

 その後は「青磁輪花茶碗 馬蝗絆」等を見入りつつ、次の第二章『侘茶の誕生』→第三章『侘茶の大成ー千利休とその時代』というテーマへ続く。
 二章でも三肩衝の一つ「初花」など、ここでも名前は知っていても初めて実物を拝むものが並ぶが、やはり”茶の湯”といえば千利休。この稀代の傑物(怪物?)の遺した功績は壮大なものであって、それを物語るように、展示される作品の点数も幅も一気に広がりを見せる。茶碗だけに限っても、初代長次郎の黒樂茶碗「ムキ栗」「利休」に「万代屋黒(もずやぐろ)」、赤樂茶碗「無一物」といった、利休の”侘茶”の精神を反映させた樂茶碗、利休亡き後茶道筆頭を務めた古田織部好みの黒織部に伊賀耳付水指「破袋」伊賀花入「生爪」、さらには国宝の志野茶碗「卯花墻」などなど……。「へうげもの」を愛読者の一人として、器とこれらに関わる人物が共に思い出されるので、余計に嬉しくなってしまう。

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 そういえば、古田織部の茶室「燕庵」が会場内に再現されていた。ここは撮影OKだったので(残念ながら、もちろん中には入れず)。

 小堀遠州や松平不昧公好みの茶器、野々村仁清の茶壷などもあって、これらももう少しじっくり観たかったものの、ここでゆっくりしているとショップで買い物する時間もなくなってしまうので、この辺りはやや流し気味に眺めて、閉館5分前にミュージアムショップへ駆け込み、図録等を購入。

 電車に乗る前に、上野駅ecute2Fの「麻布茶房」で一息。
 自分もやはり少々歩き疲れていたのか、滅多に食べないどストレートな甘味をw

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「クリームスイートポテト+黒みつきなこ」+HOTのウーロン茶。

 上に載ったソフトクリームもけっこう濃厚&冷たくて旨い。きなこも黒みつもさほど甘さがくどくなく、下のスイートポテトが温かいので、いっしょに食べるとちょうどいい……んだが、下からの熱でソフトクリームがどんどん溶けていくw
 味、ボリューム、雰囲気共に満足だったんだけど、あとでレシートを見返したら、ドリンクセットのセット料金が一人分余計に入ってた。たった¥200だけども(-_-;)ウーム。

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 今回購入したのは、図録にクリアファイル(A4、A5タイプ各1点)、それにポストカード4枚。なぜ稲葉天目のポストカードが置いてないのだぁ(。-`ω-) 


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 図録の厚さは約3cmとかなりのボリューム。これまで買った展覧会の図録の中で最厚。図版もさることながら、解説やエッセーなど読み応えも相当ありそうな。

 出品目録を見返してみると、今日はまだ展示期間でないものもかなりある。
 今日はやや急ぎ気味での鑑賞となったので、来月後半くらいに再訪して、今度はもう少しゆっくり愉しもうかなと。
 今夏にかけて、その他の上野の美術館でも観てみたいものもあることだし。 


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