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【2017全豪】幸せな結末……? [Tennis - Pro Tour]

 今更ではあるけれど、結果には触れておかないとということで。
 先日の日曜(1/29)に行われた今年の全豪オープン。今年の男子決勝は、世界中の多くのテニスファンが望んだカードになった。

  • R.Federer[17] (SUI)
     6-4
    3-6 6-1 3-6 6-3 R.Nadal[9] (ESP) 

 ベスト8が出揃った時点で、このカードを期待する声は相当あったようだけれど、まさか本当にそうなるとはという感じで。2人とも故障やリハビリで昨シーズンの後半を欠場。共に「もう終わりかも……」なんて声がちらほら上がっていたわけで。特にフェデラーなんて今年は年男(現時点では35歳)という、一昔前ならほぼシングルスは引退している年齢だというのに。

 これまでの全豪ではこの両者、一昨年('14)と’12年の準決勝、そして'09年の決勝の3度対戦し、3回ともナダルが勝利していた。グランドスラムの決勝という舞台で見ると、’11年の全仏以来6年ぶり。

 準決勝の2試合は共にフルセットの激闘だったが、決勝も交互に1セットずつ獲って最終セットへ。 

 深夜にNHKで放映していた録画(当然結果は知ってましたw)で、しかも最終セットしか見ていないのだけれど、それでもフェデラーのストローク、特にバックハンドがキレッキレだったことは見て取れた。あの攻め方は、SFでディミトロフがナダル戦でやっていたことだけれど、ナダルのボールを殆どライジングの速いテンポで、深い場所へコントロールするなんて、巧いとかそういうレベルの話じゃない。
 化け物ですわ(^^;)

 そして、フェデラーが4-3として迎えた#8ゲーム、ナダルのサーブで40-40(Deuce)からのこのラリーと、フェデラーが決めたこのフォアハンド。

Epic 26 shot rally:Federer vs Nadal 5th set (Final) | Australian Open 2017 

 正直、この2人の対戦をあまり期待していなかったごくごく少数派(ヒネクレ者ともいう)のテニスファンですが(-_-;)、このショットはやはり鳥肌が立った。 

 結果、最終セットはフェデラーが1-3から5ゲームを連取し、7年ぶりの5度目の全豪オープン優勝(グランドスラムでも'12年のウィンブルドン以来5年ぶり)。グランドスラム通算では18個目のタイトルで、史上1位の記録を更新したことになる。

 この2人が共にテニス史上に残る凄い選手ということに異存は全くない。しかもその2人が好敵手同士として同じ時代に活躍してきたのだから、男子テニス界のこの10数年がいかに稀有な時代だったかということだろう。だからこそ、このカードを望む声がSF前、否QF辺りから高まってきたことも分かる。

 とはいえ。
 この両雄は時代すら巻き戻してしまうんだろうか。
 SFでナダルと対戦したディミトロフのプレーには、時代を後戻りさせないという意地があったようにも感じられたのだけれども……。

 この2人が戻ってきたことで、2017年の男子テニス界の勢力図は、シーズン序盤から混沌としてきた気がする。 

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【2017全豪】男子ベスト8の顔ぶれ [Tennis - Pro Tour]

 このブログ、メインのコンテンツはテニスということになっておりますが、油断するとその話題がぱたっと音沙汰なしになりがちでして(昨年暮れにA・マレーが世界No.1についたこと、WTFで優勝を飾ったことも記事にしてないし……)。
 正直自己満以外の何物でもないけれど、やはり触れておかねばということで。

 先週16日に開幕した、今年最初のグランドスラム大会、全豪オープン。 
 やっと年始の気分が抜けきった頃だというのに、テニス選手はいきなり4大大会に挑まなきゃいけないのだから、過酷なものだよなぁ、と常々思う。寒い日が続く日本にいる身からすると、真夏のメルボルンが羨ましいけれども(-_-;)

 昨年末に悲願のNo.1を達成したA・マレー、全豪では昨年までの2連覇を含む6度の優勝を飾っている2位のN・ジョコビッチが8強に残れぬまま姿を消し、#5シードで迎えた錦織圭も、半年間の休養から復帰したR・フェデラーとのフルセットの激闘の末、Rd.4で敗れ去った。そんなこんなで今日(23日)男子ベスト8が出揃い、QF(準々決勝)の組み合わせが決まったわけで。

 以下、恒例の8強の顔ぶれと、私情入りまくりで全く当てにならぬ予想じみたものを。

  • Roger Federer [17] (SUI) vs Mischa Zverev (GER)
    過去の対戦はフェデラーの2勝。4年前のハレ(ドイツ)ではファデラーが6-0、6-0で完勝している……とはいえ、その時とは両者の力関係がだいぶ異なっている。8強入りの選手の内、唯一のノーシードであるズベレフだが、何しろRd.4で現No.1、優勝候補筆頭と目されたマレーを攻撃的なネットプレーを終始貫いて撃破する大金星をあげ、その勢いは相当のもの。一方のフェデラーは昨夏から半年間の休養を経てツアーに復帰して間もない。Rd.4では錦織とフルセットを戦い、フィジカル面での不安が皆無……ということはないと思う。
    とはいえ、ここは百戦錬磨、テニス史上最高のプレイヤーの一人に数えられるフェデラー。グランドスラムで強豪を倒す大金星を挙げて勝ち上がってきた相手を、苦もなく料理してしまったという場面は、これまでに何度も見せられている。記者会見ではズベレフを警戒するコメントをしていたけれども、フィジカル面で何らかのトラブルでもない限り、フェデラーがやはり優位ではないか。
  • Stan Wawrinka[4] (SUI) vs Jo-Wilfried Tsonga[12] (FRA)
    同い年で、実は誕生日も20日しか違わず(ワウリンカが'85.3.28、ツォンガが同4.17生)、プライベートでも仲が良かったというこの2人の対戦は、ワウリンカの4勝3敗と拮抗中。最後の対戦はワウリンカが初優勝を飾った一昨年の全仏SFで、グランドスラムでは全仏で3回('11、’12、'15)あるものの、その他のGSでは対戦がない。というより、初対戦だった'07のメッツ大会を除き全てクレーコートでの対戦となっている。
    ワウリンカは3年前にGS初戴冠となる優勝を飾っており、またツォンガは9年前('08)にマレー、ナダルを破って決勝に進出し、一躍名を轟かせた―と、全豪は両者にとってゲンのいい大会、といっていいかもしれない。このところワウリンカが3連勝しているとはいえ、好調な時は圧倒的なプレーでBIG4を屠るだけの爆発力を有するこの両者。過去7戦でストレートで決着した試合が一度もないことからして、縺れるのは必至かと。
  • Milos Raonic[3] (CAN) vs Rafael Nadal[9] (ESP)
    過去、ナダルの6勝2敗でグランドスラムでの対戦はなし。最後の対戦は今年年頭のブリスベンQFで、ラオニッチがナダルから2勝目を挙げている。
    昨年11月の最終戦でSFに進出、キャリアハイとなる世界ランク3位で迎えた今シーズンのラオニッチ。年頭のブリスベンでも優勝し、今大会も危なげなくQFまで駒を進めてきた。一方ナダルは、昨夏のリオ五輪でダブルスで金メダルに輝いたものの、上海MS後に左手首の故障のリハビリのためとして3か月ツアーを離脱、今シーズンからの復帰となった。今大会もRd.2では、次世代No.1候補の一人であるA・ズベレフに、セットカウント1-2から逆転、フルセットで振り切っての勝ち上がりとなっている(因みにこっちのズベレフ(アレクサンダー)は、マレーを破ったミーシャ・ズベレフの弟でもある)。
    過去8度の対戦では、'13年のバルセロナ大会を除いて全てハードコート。それでもナダルの5勝(2敗)なのだけれど、今年の全豪、特にセンターコートであるロッド・レーバー・アリーナは球脚がかなり速くなったという声もかなりあるので、カギはやはりラオニッチ最大の武器であるサーブの出来如何かと。サーブでのフリーポイントがあまり奪えず、ロングラリーに持ち込まれる展開となれば、やはりナダルに分があるのでは。
  • David Goffin[11] (BEL) vs Grigor Dimitrov[15] (BUL)
    ツアー大会本選レベルでは、ディミトロフの1勝('14全米Rd.3)。ツアー予選、チャレンジャー大会を含めてもディミトロフの4勝負けなしという成績。
    同じ片手バックハンド、プレースタイルの類似点(?)などから、"ベビー・フェデラー"という(本人にとってはやや不本意な)渾名を付けられ、かつては次のNo.1とも目されながらも、その後は伸び悩み、プライベート面での話題ばかり注目されることも多かった(一時期、あのマリア・シャラポワと交際していたことも有名)ディミトロフ。’14年の8位から一転、’15年は不調に苦しんでいたものの昨年になって復調の兆しを見せ、今年年頭のブリスベンではSFでラオニッチ、さらに決勝で錦織を破って3年ぶりのツアー大会優勝を飾っている。
    一方のゴファン。やや遅咲きでグランドスラム大会も20代になってから初出場('12全仏)という、やや遅咲きの選手ながら、ここ数年確実に力を伸ばしてきた選手でもある。グランドスラムでの8強入りは、昨年の全仏に続き2度目。身長180cmと現在の選手の中では小柄ながら、コートカバーリングに長けテンポの速いストローク、鋭いカウンターショットを持つプレイヤー。リターン力も優れていることは、今大会のRd.3で、ツアー界最強(最凶?)のサーブを持つ巨人I・カルロビッチ(Rd.1、2の2試合-8セットで何と94本のエースを記録!)を、ストレートであっさり下していることでも証明されている。
    さてこの両者……Rd.3で#18シードのR・ガスケを、さらにRd.4では、ジョコビッチをRd.2で破って世界のファンを驚かせたD・イストミンを破って勝ち残ったディミトロフに対し、サーブ王カルロビッチに続き、Rd.4では次世代トップ勢のライバルでもある#8シードのD・ティエムを下して勝ち上がってきたゴファン。共に調子は良さそうなので、どうなるかは正直予想がつかない(^^;)攻撃的なプレーで勢いに乗ったならストレートでディミトロフ、一進一退の展開でファイナルセットまで縺れるようならゴファン、と予想(根拠はありませんw)。

 はい、例によって予想の根拠はほとんどないし、多分に私見も混ざって(というか大半が)おります。
 とはいえこれほど、ベスト8の時点で誰が優勝するかほとんど予想がつかないグランドスラム大会というのも久しぶりな気がする。いつもながらライブでは見られない(WOWOW未加入の為)ので、NHK地上波及び公式サイトのハイライトしかチェックできていないけれど、過剰に肩入れしたい選手がもういない分w気楽に楽しめるかなぁと(^^;) 

※選手名のところに、ATP公式サイトの選手別プロフィールのリンクを張りました。
 選手の顔が気になる?方は一度チェックしてみて下さいまし……。 

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【2016全米】今さらワウリンカ優勝を振り返る [Tennis - Pro Tour]

 気付けば今年の全米も終わり、今週は国別対抗戦、デビスカップの準決勝及びプレーオフ(勝てばワールドグループ残留、負ければ下位グループへ)が行われている。
 プレーオフでウクライナと対戦中の日本は、初日で幸先よく2勝で王手。エース錦織は疲労を勘案して明日のダブルスから登場とのことだけれど、何とか明日で決めてもらいたいもので。

 で、今さらながら全米オープンの結果(一応は触れておかないと)。
 男子シングルスは、SFで錦織を破り、初の決勝に進んだ#3シードのS・ワウリンカ(スイス)が、No.1のジョコビッチを下し、初の全米制覇を果たした。

無題.jpg
表彰式でトロフィーを掲げる優勝のS・ワウリンカ

 決勝戦の内容については、既に多くの方が語っているので割愛。
 というか、WOWOWもTennis TVも契約していない自分はハイライトでしか観ていないので、そもそも何も言えるわけがないのだけれどw

 ジョコビッチ、マレーに続き現在ランキング3位につけているワウリンカ。フェデラーが年内いっぱいのツアー欠場、ナダルも手首の故障による欠場から復帰したものの、全盛期の球威が戻らずに苦しんでいるが、この2人の離脱によることだけが、ワウリンカを世界3位というポジションに押し上げたわけではないだろう。

 ワウリンカは今回の全米でも勝ったことで、決勝で11連勝という数字を残している、つまり決勝に進出すればほぼその大会を獲っている。さらにグランドスラムでは決勝で3勝無敗、しかもその3試合では、その時のNo1プレイヤー(ジョコビッチ2、ナダル1)を倒している。

 ワウリンカはこれで、'14年の全豪、昨年の全仏に続いて3つ目のグランドスラム制覇、一気にキャリア(生涯)グランドスラムに王手をかけたことに(残すはグラス(芝)コートのウィンブルドン)。非常に効率がいい獲り方、といったら身もフタもないが……実はフェデラー以前にキャリア・グランドスラムを達成したアンドレ・アガシ(USA)も、'99年の全仏で初優勝して4冠を達成したが、それまで他の3大会は1度ずつ優勝しただけだった(その後全米で1回、全豪は3回優勝している)。
 既にキャリア・グランドスラマーが現役で3人もいるという、テニス史上かつてない物凄い時代が現在なわけだが、ワウリンカはここに加わるのか、また、全豪全仏では準優勝で涙を飲んでいるNo.2のマレーがどうなるのか。

 また、今年前半までほぼ敵なしの独走を続けてきたジョコビッチも、夏頃から左手首や肩、肘の不調に悩んでいるという報道もある。またシードに入ったキリオス、A・ズベレフ、ティエムら若手が大会序盤で姿を消したのは残念だが、その一方で、今年の全米ではRd.4でナダルを破ったフランスのプイユや、同じくRd.4に進出した英国のエドムンド他、錦織世代の次を担う若手も次第にその実力を見せ始めている。

 今年終盤から来年にかけて、男子ツアー界の勢力図も大きく変わってくるのかもしれない。

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【2016全米】錦織、マレーを破り4強へ [Tennis - Pro Tour]

 ベスト8が出揃ったあたりで書こうと思っていた今年のUSオープン。
 ほぼ順当に行くのかな……と思っていたら、今朝のニュースで「え!?」と。

 昨夜のレッスンでもこの試合の展望でコーチと話題になったけれど、7:3でマレー優位というところで話が落ち着いていた。先日のリオ五輪SFではストレートでマレーが完勝していたし、対戦成績からいってもマレー優勢は動かないだろう、とは思っていた。実際、昨晩寝る前にライスコ(Live Scoreboard)を覗いた時には、第2セットもマレーの1ブレークリードだったので……。

 これで錦織はマレーから通算で2勝目をあげ、言うなればリオ五輪、さらには春のデ杯での惜敗のリベンジも果たしたわけだけれども。
 記録を見ててふと気づいたのは、錦織がマレーから初勝利を挙げた'14年の最終戦RR、フルセットで惜敗した今年のデ杯、そして今回。ともにインドア(今回の場合は途中からスタジアムの屋根が閉まってインドアになった)という共通点。その他マレーの6勝は全てアウトドア、しかも錦織は全てストレートで敗れている。

 師匠のレンドルはインドア大会で無類の強さを誇ってたんだがなぁ……。  

 マレーがインドア大会が苦にしている、あるいは錦織がインドアが大の得意というわけではないようだけれど、今回はいろいろな面で天候、アウトドア→インドアという展開が結果を左右したということは多分にあるような気がする。

 とはいえ、騒音やその他で集中を乱したマレーに対して、最後まで集中を切らさずに勝ち切った錦織は見事の一言。
 スタッツでWinners/Unforced Errors(凡ミス)の比較を見ると、錦織:W48/UE60に対し、マレー:W29/UE46と、両方とも錦織の数字が大きく上回っている。
 現在の男子テニス界で、No.1のジョコビッチと共に鉄壁のディフェンス力と安定性を誇るマレーに対し、5セットマッチとはいえ48本のウィナーを獲る(しかもサービスエースは1本のみ)ということは、錦織が後方での打ち合いのみならず、ネットプレーも交えて果敢に攻め続けたという証拠だろうし、60というUEの数もその代償だったのだろう。

 準決勝の組み合わせは以下の通り。

  • Novak Djokovic[1] (SRB) vs Gael Monfils[10] (FRA)
    過去のH2H(Head to Head:過去の対戦成績)はジョコビッチの12勝負けなし。
    GS大会では過去、'05と'10の全米、'06全仏の3度対戦がある。3セットマッチのマスターズ大会でも何度も対戦しているが、モンフィスは第1セットを先取しても逆転されるか、フルセットに持ち込むものの結局振り切られているという展開が多いような。
    今回もジョコビッチが優位ではあろうけれど、昨年までの圧倒的な強さがやや影を潜めつつあり、このところ左手首の不調を訴えているというジョコビッチ。それに対し、今回は'08の全仏以来、8年ぶりにGSでSFに進んだモンフィス。QFに続く番狂わせが起こらないという確証は、ない。
  • Stan Wawrinka[3] (SUI) vs Kei Nishikori[6] (JPN)
    ワウリンカの3勝2敗。錦織の勝利は、準優勝した一昨年の全米QFと、7月のMSトロント大会。
    マレーを破って2年ぶりSFに駒を進めた錦織と、復活を遂げつつあり、今大会も台風の目になると予想されていた'09年の優勝者デルポトロをQFで下して勝ち上がったワウリンカ。
    対戦成績から言えば、錦織にとってワウリンカは、マレー(及びジョコビッチ)に比べればやり易い相手といえるのかもしれない。この二人を含むBIG4と比較すると、好調の時は4人を凌駕しねじ伏せるプレーを見せるものの、不調の時は下位選手にあっさり敗れるなど、波が激しい選手でもあるし。とはいえワウリンカにしても、勝ち上がってくるのが錦織よりマレーの方が嫌だっただろう。加えて一昨年のリベンジを期しているのはワウリンカだろうし。
    この勝負、ひとえにワウリンカの調子如何か、と。

 さてどうなることやら。
 この大会の結果で、ツアー終盤戦、ひいては最終戦の結果も変わってくるような気がする。

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【2016ウィンブルドン】感無量 [Tennis - Pro Tour]

 今年のウィンブルドン男子シングルスは、A.マレーが'13年以来2度目の優勝を飾った。 

  • Andy Murray (GBR)[2] 6-4 7-6(3) 7-6(2) Milos Raonic (CAN)[6]

無題.jpg

 王者ジョコビッチが3回戦で消え、決勝で当たるだろうと思われていたR.フェデラーも準決勝でラオニッチに屈した。これで2度目のウィンブルドン優勝はほぼ間違いないと思われていたマレー。特にEU離脱で揺れる地元英国のファンの期待は、前回以上のものがあったろう。
 確かに決勝戦の内容は、ビッグサーブに加え果敢なネットプレーで勝ち上がってきたラオニッチを、正確なリターンとパッシング、そして圧巻の安定性と守備力で封じ込めた、スコア以上に完勝と言えるものだったと思う。それでも、勝利を決めた後に溢れる涙を堪えなかったのは、初優勝前とはまた異なる重圧を乗り切った安堵の涙だったように思う。

 BIG4の一人に数えられながら、キャリア・グランドスラムを達成した他の3人と比較すると、実績の面でやや劣ると評されがちなマレー。 ナダルが故障で欠場、ジョコビッチ、フェデラーとも戦わずに手にした、自身3つ目のGSタイトルの価値に「?」マークをつける意地悪な向きもあるようだが、むしろ「優勝して当然」と見られた大会、それもウィンブルドンできっちりと結果を出して見せたことで、しばらく続いたジョコビッチ一強時代の勢力図も、今年後半から変わってくるんじゃないか―と思えてくる。

 最後に。
 ネットに詰めた相手の脇を鮮やかに射抜くパッシングショットは、見ていてもやっぱり気持ちがいい。ファミリーボックスからマレーを見守ったコーチ、I.レンドルの往年のプレーが脳裏に蘇りました。 

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