PRO STAFFの白グラフ [Tennis - Gear&Book]
大概の人には「なんのこっちゃわからん」であろう、なタイトルですが、逆にピンと来た方はテニスファン歴20年近いかと。
WILSONのProstaff Steffi Graf 95をサブラケにしてみようと思いつき、復活させてみた。
GS22勝、No.1在位通算377週(男女通じて史上最長)という偉大な記録を残した、女子テニス史上最高の選手の1人、シュテフィ・グラフ(現在はA・アガシ夫人にして2児の母親)。そのグラフが長らく使用していたDUNLOPのMAX200Gから、'93年にWILSONに持ち替え、最初に使ったのがこのシリーズ(ちなみにグラフ使用モデルは85平方インチで、ストリングパターンはなんと18×20!!)。
↑↑↑スロート部にグラフのサインのプリントが入り、一応はグラフモデルの証。
こちらは元々自分で購入したものではなく、実のところいつ手元に来たのかもよく覚えてないのだが、確か弟が知人から中古で譲り受けたものをなぜか自分が預かっていたもの―と思うw
現在使用中のBlade 98 BLXにさしたる不満はないものの、決して楽はさせてくれないラケットなので、常に自分の気合も入れてかないと使い切れない感があり。体力落ち気味、加えて寒さで身体も動かない現状では、少し遊べるラケットを持ってるのもいいかな、と。
フェイスサイズこそ95sqインチと若干小さくなる(BLADEは98sqインチ)が、柔らかめのフレームに16×18のパターンならば、むしろスピンのかかりも楽になるし、いいかも?と。
ということでフレームを部屋の奥から引っ張り出し、毎度お世話になっているgo for it!さんで、張替えと同時に、ボロボロになっていたシンセグリップの巻き替えも依頼。
一応はBLADEのサブラケという目的があるので、それほど違和感なく?持ち替えられるようなストリングを、ということで薦められたのが、GOSENから昨年末に発売された特殊海島型のポリストリング「ILD 16L」でゲージは1.27mm。テンションはこれから暖かくなってくることも期待して、やや高めの57lbs。
やや派手な濃いブルーという色は張るラケットを選びそうだけれど(ピュアドラあたりにはマッチするか?)、白地に青と赤が入ったこのフレームのデザインにはしっくり馴染んでいるような。
本日の夕方に受け取り、早速夜のレッスンで打ってみた。
ウォーミングアップのミニラリーで軽く1球目。ポコンでもボスッでもない、"カンッ"という硬い金属音のような打球音。あれ?振動止めつけてなかったっけ?と確認してしまうほど。今の時期に57lbsのテンションは硬過ぎたかなと思ったが、フレーム自体がしなるため、硬いのは打球音の印象だけで、打感はそれほど硬いものではなかった(といってもソフトというほどでもない)。
ストロークの球出しドリルに入っても、フレームのしなりとストリングスの目の粗さを感じる。スピンもかかりやすいが、BLADEで芯を喰った時のように打球の鋭さはない……。
この時代のラケットにしては軽い上にトップライト気味なので、ボレーの際の取り回しも良。また楽に飛ぶけれど、ボールのキレという点ではやはり劣るか(これはラケット自体のヘタリも勘案しなければならないだろうが)。
使った感覚がかなり異なるのでスペアラケットとして使うのはキビシいが、疲れた際のお助けラケット&気分転換用には十分使えそうなので、今後しばらくはBLADE 98×2本との3本持ち体制で行ってみようかと。
ストリングに関してははナイロンマルチのような柔らかさは当然ないけれど、ポリストリングとしては確かにソフト。またこの糸の売りの一つがテンション維持能力なのだそうで、それを見てみた上で次回あたり、BLADEで試してみる価値はあるかも。
このあたりの商品を総称して"第4世代ポリ"というのだそうで。
ポリストリングの特長である耐久性や(ハードショットの際の)コントロール性を活かしつつ、かつてのポリの弱点といわれた"硬い打感"や"テンションロスの早さ"を克服しようと、各社とも素材や構造の研究開発に余念がない模様。
それらで色々遊んでみるのも、週末プレイヤーの楽しみの一つなのでありまして。
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