ロディック、4年ぶりのMS1000優勝 [Tennis - Pro Tour]
マスターズシリーズのマイアミ大会、SONY ERICSSON OPENは、ロディックがベルディヒを破って、同大会6年ぶり、マスターズ1000大会では'06年のシンシナティ大会以来の優勝を飾った。
先月のインディアンウェルズでも決勝に進出(この時はリュビチッチに惜敗)と、好調を維持しているロディックではあったけれど、この2大会のロディックのテニスは強打や攻撃性より堅実さ、巧く相手の打ち気をそらす“かわし”、それに粘りが目に付いたように思う。機を見ればネットへ詰める―というのは以前からも見られたし、時折甘いアプローチでさくっと脇を抜かれる場面も相変わらずだけれどw
サービスゲームでリードを許しても、そこで得意のサーブ1発でたちまちイーブンに戻してしまう。たとえ1stを外しても、こういう時に2ndでも厳しいサーブをきっちり入れるところは流石だし。そのあたりが凡百のビッグサーバーとの格の違い、長年ツアーでTop10を守り続けている理由なんだろう。
決勝のスタッツを見ても、ロディックは0-30になったことはあったように思うけれど、ブレークポイントは1つも握られていない。一方ベルディヒは5ポイント中の2ポイントを落した。ブレークは第1セットの#11ゲーム、第2セット最初のゲームの2ゲームのみだから、ロディックがわずかなチャンスを活かしたということか。
ロディックの目標はマスターズではなく、あくまでも2度目のGS制覇、そして再びNo.1にあるだろう。特に昨年、決勝戦での歴史的熱闘の末に涙を呑んだ全英には「今年こそ」の思いがあるんじゃないだろうか。
年齢的にもキャリア後半に入り、加えてここ数年はちょこちょこ小さな故障やケガを抱えているようだけれど、華のあるアメリカ選手だけに、まだまだ魅せて欲しいと思うのです。
ベルディヒは決勝では勢いを封じられた感あり。とはいえ4Rdでフェデラーを撃破、SFでは怖いソダーリンを一蹴と、大器として期待された実力を久々に見せてくれたとも思う。
デ杯チェコチームの2本柱として、ステパネクと大車輪の活躍を続け、昨年の決勝進出の原動力となった経験が活きてきたのかな……。
今週からは5月末の全仏に向けて欧州のクレーシーズンが幕を開けるけれど、ベルディヒのポテンシャルなら土コートでの活躍も期待できるんじゃないかと。
ところで、ベルディヒのインタビュー映像を見ていると、その声や口調が何となく、同国の偉大な先輩、I・レンドルを思い起こさせるのは自分だけだろうか?(当時はチェコスロヴァキアだったけれど、レンドルが生まれたオストラヴァは現在もチェコに属します)
上の写真、ストリングをいじる表情もどことなく……w
そういえば、レンドルが(当時)同国出身の後輩M・メチージュに唯一の黒星を献上したのは、かつてのマイアミ大会である、'87年のリプトン・インターナショナル選手権の決勝であったことも書き添えておきます。
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ロディックのポロシャツ素敵ですね♪
外国の選手て身長があるから何でも似合いそうですね(*^-^*)
by みき (2010-04-07 21:24)
ラコステは、さすがフレンチのブランドだけあっておしゃれですよね。
ただお値段も他ブランドに比べて少々張る上、ロディックモデルって最も小さめでも、日本サイズでM~Lくらいからなんです。
やはり背の高い人でないと似合わないんでしょうね……自分はそれで買うのを諦めましたw
by るね (2010-04-09 03:56)