伊達、2回戦で力尽く [Tennis - Pro Tour]
クルム伊達選手は残念ながら2回戦敗退。
1回戦での奇跡ともいえる勝利の代償はやはり、大きかったようで……。ウィンブルドンに間に合うのかどうかわからないけれど、無理せずしっかり治して復活してもらいたいもの。
V・ウィリアムズは1回戦で伊達がサフィーナを破った件に触れ、伊達のプレーを賞賛した上で
「『自分たちも39歳までプレーしなければいけないってことね』とセリーナ(妹)と話し合った」
とコメントしているが、もちろんそれはジョークだろう。現在ランキング1,2位を分け合い、ベテランながらパワー溢れるテニスで魅せるウィリアムズ姉妹であっても、あちこちにケガや故障を抱えている状態なのだから。
しかし見方を変えてみれば、世界のNo.4であった伊達選手が'96年、全盛期と思える時期に突然ともいえる現役引退をしなかったのなら、今回の快挙はなかったんだろう、とも思う。逆に4位というランキング最高位よりもさらに高い結果を残したかもしれないし、そうならなかったかもしれない。
どちらが良かったのか……今さら他人があれこれ言うことじゃあないか。
M・ナブラチロワが2000年に44歳で現役復帰した際は、ほぼダブルスのみの出場だったけれど(ちなみに最初の現役引退は38歳の時!ランキングは4位だった)、伊達選手はダブルスよりも負担の大きいシングルスが中心。ともなれば、2度目のツアー生活を送れるのも今後そう長くはないだろう。
同世代の人間として彼女の挑戦を応援したいと思う。
と同時に、若い世代の日本女子選手は「伊達さんは特別だから」などと思わず、必死に追いかけて、追い抜いていって欲しい。
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