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桜、そして自粛の春 [Other Topic]

 いつもの年より気温も心も肌寒い3月だったけれども、それも過ぎて昨日から4月、新年度。

 人の世にどんなことがあろうとも、春はやってきて、桜は咲く。

市役所通りは2、3分咲き満開に近い樹も。早咲きの桜でしょうか。 

 

 

 

 

 武蔵野市のコート脇の桜も、早いものは七~八分咲きのものも。
 市役所通りの桜並木は来週~再来週半ば辺りが見頃かな。

 例年なら花見客で賑わう都内の桜の名所も、今年はイベントや宴会の自粛を促すところが相次いでいるとか。実際、それをして誰が得をするのか、誰のための自粛なのかなぁと。
 あれだけの大災害が起きて、未だに消息の知れない人々、そこにあるのに収容されない無数の亡骸、辛うじて生き残っても避難所で大変な思いをしている人々、さらには解決の目処の立たない原発……そういったことがあるのに呑気に花見なぞしていられるか、不謹慎極まりない、被災者の人々への配慮こそ必要―ってことなのだろうけれども。もちろん、節電が励行される今日この頃だけに、その意図もあるでしょうが。

 むしろわざわざチャリティーイベントを催して人を呼ぶよりも、花見で人が集まるようなところで募金活動などした方が、ずっと効率いいんじゃないの?と思ったりするんだが。それに観光客相手で商売をする人たちにとっては、自粛は死活問題だろうし、そういうところで経済活動が沈滞しちゃうんじゃないかと思うのだが。

 但し―
 花見と称して、実際は花も愛でずにただ飲んで騒ぎたいだけの人間が嫌いなので、花見の際の宴会自粛は、個人的には大歓迎したい気持ちもあったりする。
 今年は鬱陶しい酔客や無粋なライトアップにジャマされることなく、静かに夜桜を眺められるかもしれない―
なんてささやかな期待もしてみたり。


 そういえば8月に予定されていた東京湾花火大会も中止らしい。これも被災地への配慮と、そして夏場はまず逼迫するであろう電力事情がその理由なのだろうけど。

 しかし、例えば隅田川の花火大会だって、元々は江戸中期、大飢饉や疫病で犠牲になった人々の慰霊ということで始まったこと(隅田川花火大会が今年は中止とは聞いてないが)。それに倣うならば、むしろ「今年はそういう主旨でやりましょう」と開催してもいいんじゃないかなと思う。それにあのイベントでどれほどのお金が動いているか。経済活動も停滞して、被災地を応援していく方まで体力低下しちゃ、復興なんてさらに遠退くだけじゃないかと。

 節電で3/11以前よりも灯りの減った東京。花火もより綺麗に見えたかもしれませんよ?

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