自称"文庫派"なりの積読 [Book - Public]
購入しながら未読の本、いわゆる積読がこの3月末でほぼなくなった。
以前よりも読むペースは格段に落ちたとはいえ、ヒマを見てぼちぼちと読んでいると、気付いてみたら読了していたという。加えて、このところ書店を覗いても―好みのジャンルが狭い上に偏食ぶりが激しいため―食指が動く文庫本があまりなかったということもある。
タイトルにもある如く"文庫派"を自称しており、趣味で購読する書籍(除く雑誌/コミック)の9割は文庫になる。理由はいくつかあって、例えばハードカバーやノベルスと比較した際のメリットは
- 持ち歩くのに手軽で、安価(たいがいは英世先生1人でおつりが来る)
- ハードカバー版から加筆されていることが多い(文庫化ものの場合)
- 巻末に載る解説も楽しめることが多い(書き下ろし作品ではないことも)
- 読了後に書架に並べた時に場所をとらない
といったところ。
時にはハードカバー版でかなり惹かれるものもあったりするのだが「待っていれば文庫化するはず……」と買うのを控えてしまうことがほとんど。
やっぱり読みたい!と思い切って購入したら、ほどなくして文庫版が出たりしてになることも往々にしてあるがw、逆に今日購入した宮部みゆきの「おそろし 三島屋変調百物語事始(角川文庫)」 のように、つい先日ノベルス版を買おうか迷った挙句やめたものがすぐ文庫で出てた、なんてこともある。
現在も3、4冊ほど文庫化を心待ちにしている作品があるんだが、翻訳ものの上、ハードカバーが出てから6、7年もそのままなので、もしかすると無理かもしれない?
で、積読の話。
これがなくなってしまうとやはり物寂しいので、次は何を買うか探すことになる。
書店に足を運ぶのもいいが、今回は普段覗かせてもらっている書評系のブログさんを参考にしたり、Amazon.comが勝手におすすめしてくる本を絞り込んだりして見繕ってみることにした。
で、4月に入ってからなんだかんだと購入した本が今日で9冊、ノベルス1冊を除き全て文庫。吉祥寺で偶然立ち寄った古本屋で見つけた、かなーり古い翻訳ものの文庫も1冊。東海林さだおの新刊エッセー1冊を除けば、全てホラーかミステリ、怪談系という徹底した偏食ぶりでございます。
当分は退屈せずにすみそうだが、得てしてこういう時に欲しい文庫が次々出てきて、すぐに積読山を形成することも多々あるので……ま、それも愉しいのだけれど。
ちなみに「積読」という言葉。
こちらによると明治時代からある言葉だそうで意外だった。しかし「買っておいて読まずに積んだまま」というのは自分の場合は該当しないのだから、実は"積読"ではないのかしらん……。
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