あるポスターの「顔」：閑中忙有：SSブログ

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あるポスターの「顔」　[Other Topic] [編集]

　日本のある3人組の人気音楽グループが近日解散するとのことで、解散記念?にリリースしたベストアルバムがかなり売れているらしい。
　で、それを宣伝する大きなポスターが、自宅からほど近い場所に掲示されている。下辺が地上1.5m以上の位置にあり、大きさは車が~~3、4台停められそうな~~ちょうど1台分くらいなので、ポスターというには大き過ぎるか。

　で、それが置かれている場所というのが近所の道路の交差点のやや手前。この交差点、片側一車線ながら右折する車も多いので、夜中や早朝でない限り常に混んでいる上、その手前で緩くカーブしているため、車で家を出てここを通る時には必ずといっていいほど視界に飛び込んでくる。

　ポスターはアルバムのジャケット写真が使われている。笑顔を浮かべたメンバーの一人が大写しでフィーチャーされているのだが、それを見る度なぜだかわからないが、違和感というほどでもない、スッキリしないような、もやもやするような、何とも妙な感覚を覚えてしまう。

　その顔に対してはっきりとした嫌悪感や不快感とか、理由はないけど生理的に受け付けないとか、見てると何だかイラつくとか、そういった明確な感情が起こってくるわけではない。「サルと地蔵を足して2で割ったような」と言われているらしいその顔は、むしろ愛嬌があると感じる人の方が大多数だろう。

　そのグループの曲を聞いたことは勿論あるし、別に好きでも嫌いでもない―というより、積極的に聴いたことがないので、関心がないというのが正しいかもしれない。そのメンバーの顔も何かの折にテレビで見たことはあるが、他の2人を含めこれといって印象はない。特に嫌いになる理由すら全くないのである。

　にもかかわらず、なのだ。

　この何とも説明し難い奇妙な「スッキリしないもやもや」感は自分でも少々持て余し気味だ。建造物のように長い間あるわけではないのだから、その点ではいいのだろうが。

　あえてそのグループ名を出すことは控えたが、書いてある内容で大概の人は「あのグループだな」とすぐわかると思う。その音楽グループのご当人や、ファンの方々にしたら難癖、言いがかり以外の何物でもないし、不快に感じられた方には本当に申し訳ないと思うのだが。

　これも当世流行りの"ヘイトスピーチ"って奴になってしまうんだろうか?

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