全仏始まってました&「ミステリーズ Vol.54」 [Book - Horror/SF/Mystery]
気づけば5月も今日で終わり。もう6月とは!
関東も今週梅雨入り。早いよなぁと思ったが、一昨年(2011年)も梅雨入りは5月末だったとか。あの年は梅雨入りとかあまり気にしていられない状況ではあったけれど。
この時期、テニス界の話題は全仏オープン一色。26日の日曜日に開幕したものの、あちらも今年は雨と肌寒い天候が続いている模様。今日は既に3回戦が始まっており、錦織選手も自身初のRGでの2回戦突破。次も勝って16強入りすれば、いよいよ前人未到、8回目の優勝を狙う"赤土の魔神"R・ナダルとの一戦となる。
例によってWOWOW未加入の上、情報も後追いのみなので、週明けに8強が出揃ったところで、愚にもつかぬ展望などしてみようかと。願わくばその中に錦織選手がいたらいいのだけれど、ナダルが過去8年間の全仏で敗れたのは、'09年の4回戦でのたった1度だけという比類なき強さ……さて、どこまで抗しきれるか。
話はうって変わって。
出版自体は昨夏のものだが。
◎「ミステリーズ vol.54」(東京創元社刊)
特集内容を見て、年末に他の本と一緒にAmazonにて購入。
- [特集]真夏の夜に愉しみたい ファンタジー&怪奇の調べ
Part1 ファンタジー編
紐結びの魔導師 乾石智子
ブリストル訪問記 原島文世
Part2 怪奇編
怪奇翻訳温故知新 西崎憲インタビュー
案内人 R・エイクマン (訳:西崎憲)
旅の途中で人気のない大聖堂に立ち寄った男を襲う、あまりにも異様な白昼の怪談。本邦初訳
プシュケー A・キラ=クーチ ( 〃 )
毎日を淡々と過ごす機関士を突如襲った悲劇。本邦初訳
お決まりの話題 S・ジャクスン ( 〃 )
月光の下、わたしとYはあの夜のこと、お決まりの話題に興じる……鬼才女流による優美な怪奇掌編。本邦初訳 - [追悼] レイ・ブラッドベリ 中村融 金原瑞人
- その他、笠井潔、貫井徳郎、西澤保彦、坂木司 等
誌面は300ページ超とそれなりのボリュームながら、実際のところ読んだのは特集の[怪奇編]とその他1編のみ。考えてみりゃ勿体ない話だが、まぁ、仕方なし。
今回の[怪奇編]は、翻訳者である西崎憲氏が創元推理文庫から、全三巻からなる英米怪奇小説のアンソロジーを編纂・翻訳して刊行予定だったということで、その中から先行して2編(『案内人』『pシュケー』)を掲載したというもの。またS・ジャクスンの個人短編集も刊行予定だったそうで、掲載の『お決まりの話題』は本邦初訳なのだとか。
どれも短いのでさらっと読んでしまったが、読後はどれももやっとするというか、何とも割り切れないようないたたまれないような読後感。
その他、坂木司氏のショートショート「怖い話」は、バーで女性を口説く男の会話文に見えて、その実……という話。怖いというより「厭な話」かもw
ファンタジー編、及び他の連載作は読んでおりませんw
むしろ気になるのが、昨夏において刊行予定だったという全三巻のアンソロジー「怪奇逍遥」(仮題)と、S・ジャクスンの個人短編集。10か月が過ぎてまだ情報は出てきていないようだが……ま、これも気長に待つとしますか。
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錦織選手 頑張って欲しいです!!(^m^)
by 獏 (2013-06-01 06:37)
>獏さん
今日の記事に書きましたが、錦織がベスト16入りを決めました。ナダルに対しては過去4戦して一度も勝ててませんし、今回は相手の庭みたいなもの。正直言って錦織に有利な材料は1つもありませんけれど(汗)、何とか頑張って欲しいものです。
by るね (2013-06-02 00:38)