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【WB2013】波乱続出……否、もはや異常事態? [Tennis - Pro Tour]

 今月24日に開幕した2013年のウィンブルドン大会

 '08、'10と2回の優勝、そして先日の全仏オープンでも8度目の優勝を飾ったばかりの#5シード、R・ナダルが1回戦で姿を消すという大波乱が大会序盤で起こったけれども、4日目に入って最早それすらもかすむような波乱が続いている。
 

  • Sergiy Stakhovsky (UKR) 
      6-7(5) 7-6(5) 7-5 7-6(5) Roger Federer[3] (SUI)

 5連覇を含む過去7回の優勝を誇り、前年度の王者でもあるフェデラーまでもが2回戦で敗れてしまった。フェデラーはこの敗戦によって、連続準々決勝進出記録(36大会)、ウィンブルドンベスト8進出記録(10年連続)といった記録が途切れたことに。ちなみにフェデラーがGS大会で3回戦以前で敗れたのは、’03年全仏以来のことだとか。

 いくら不調や限界が囁かれていても、通常のツアー大会で格下選手に金星を献上しても、グランドスラムの舞台、況してやウィンブルドンではフェデラーらしいパフォーマンスを見せるものと―アンチな自分ですら―思ってはいたが、まさかまさか。
 こういう大波乱は全く予想も期待もしていなかったので、ただ驚くばかり。

 と思っていたら……。

  • Ernests Gulbis (LAT) 
      3-6 6-3 6-3 Ret. Jo-Wilfried Tsonga[6] (FRA)

 フェデラーを今年の全仏で破った#6シードのツォンガも膝を傷めて途中棄権。男子ではその他にもJ・イズナー[18]、R・ステパネクらがリタイアしている。さらに1回戦でナダルを破り、大波乱の口火を切ったS・ダルシス、#10シードのM・チリッチが、2回戦を前に棄権した(ダルシスは初戦で転倒した際に肩を傷めていたのだとか)。

 棄権する選手が続出するのは女子も同じようで、

 #2シードのV・アザレンカなど2選手が試合前に棄権(アザレンカも初戦で転倒、その際に右膝を負傷していたのが原因)。また、#3シードのM・シャラポワもこの日、予選上がりの選手にストレートで敗れていた。シャラポワは試合中には3度も転倒、腰を痛めて治療を受けるなど、サーフェスへの不満と苛立ちを審判に向かってあらわにする場面もあった。

 1日で7人の棄権選手が出るのは、1968年のオープン化以降の4大大会で最多なのだとか。3日目を終えた時点で、今大会の棄権者は10人。「サーフェスが滑りやすく危険だ」と批判する一部選手の声に対し、運営側は「例年と同じ」と否定してはいるが、水曜日の7人の棄権者のうち4人が膝のケガということを考えると……これは波乱というより、もはや異常事態といっても差し支えないかも。昨年はウィンブルドンの直後にロンドン五輪もここで行われたし、芝の状態が去年までとは違うんじゃないのか、と素人でもそう考えたくなる。

 現在、日本の錦織、添田の両選手が2回戦を戦っている。またクルム伊達選手は先程3回戦進出を決めているが、日本人選手も含め、これ以上ケガによる棄権選手が出て欲しくない。

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コメント 2

なんだかなぁ〜。横 濱男です。

フェデラーの敗退で、ビックリですね。
どうしちゃったんでしょうかね。
by なんだかなぁ〜。横 濱男です。 (2013-06-28 06:53) 

るね

>横 濱男さん
フェデラーも今年32歳、人の常で衰えは隠せないように思います。これまでが強過ぎた分、それが余計目立つのかもしれません。
by るね (2013-06-30 09:52) 

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