秋の夜長とカルロス・ジョビン

　近年は新譜のCDを買うことが本当に少なくなった。

　今年購入したもので新譜といえるのは、年頭に買ったSTINGの25周年BEST、7月に出た桑田佳佑のBEST盤、あとはここ数年惰性?で買っているようなT-SQUAREのアルバム程度。その上ラジオもほとんど聴かないし、TVの音楽番組も見ないので、最新の音楽事情には本当に疎くなった。 

　ありがたい?ことに、かつて耳にしていて曲自体は気に入ったのにタイトルや演奏者がわからなかった曲が、検索すればわかるようなご時勢になった。しかもそれが収録されているCDも―中古品を含めれば―大概の場合、労せずして購入することが出来る。かつての名盤などは廉価盤などで、当時より安価になっていることが多いし。

　かくして、聴いているのは専ら90年代以前の古い音楽が殆どになっている。
　オッサン化が進めば進むほど懐古趣味になってしまうものなのか、やはり。

　先日、父親に頼まれてAmazonに書籍を頼むついでに購入したのがこれ。

　「潮流（TIDE）+4」Antonio Carlos Jobim
　元々は'70年の発売だが、購入したのは昨年リリースのSHM-CD仕様。

　カルロス・ジョビンは一昨年に買った「WAVE（波）」を季節を問わず聴いていた。それまでボサ・ノヴァは積極的に聴いたことはなかったけれども、このやや気だるいようなユルさが心地良いと今さら知った次第。
　で、WAVEの続編といえる「TIDE」を買ってみた。

　E・デオダートのアレンジによる"イパネマの娘"や、"波"の変奏曲?的なタイトルナンバー"潮流"とか、聴きどころはある。その他もジャズ的なアプローチなどは面白いんだけれども……何というか「WAVE」の頃のシンプルなボサ・ノヴァからはやや離れたような。

　ボサ・ノヴァ＝夏の午後にしっくりくる、という勝手なイメージがあるのだけれど、「TIDE」はむしろ今の時季―秋の夜長にもハマっていそうな気もする。
　その点では買ったタイミングが良かったのかｗ

　スタッドレスタイヤやカゼ薬のCMが目につくようになり、クリスマスケーキや年賀状、おせち料理の予約受付の広告を見かけるようになって……季節は本格的な秋から冬へ向っていくのだな、と。

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桑田佳祐のベストアルバム

　本日発売のベストアルバム。
　桑田さんのソロを買うのは、'92年発売の「フロム イエスタデイ」以来だから20年ぶりか。

　店頭で買っても良かったんだが、何となくボーナスディスク付の限定版を買っておきたかったので楽天ブックスで予約。メール便で届いたので昨日のうちに投函されていたのに気付かず、寝る前に配送状況を確認したら「投函済み」となっていて、急いでポストを確認したという有様ｗ

 

 

 

 

 

　サザンの曲もも桑田ソロにしてもさほど熱心に聴くほどのファンではないので、ここ6,7年はTV番組やCMで使われている曲もあまり知らない状態。最近だとドコモのキャンペーンで使われていた「明日へのマーチ」くらいか。なので、2枚組みディスクでも耳馴染みのある曲が多いDisk1ばかり聴いていそうな気もするｗ

　今日は早速PC、それにカーナビのHDDにも落としてさらっと聴いてみたが、やはりというか、何かいいなぁ、と。この人の曲、それに桑田佳祐というアーティスト自身（サザンオールスターズも含め）が長年多くの支持を受け続けている理由が、何となくだが―わかる気がするような。

 

　唯一の不満は最大の衝（笑?）撃作である「すべての歌に懺悔しな!!」が収録されていないことｗ……って、まあ、これは大人の事情つーか諸方面に配慮した結果なんだろうけども。

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Rainy Saturday

　2週続いて雨の週末。
　梅雨時だからしかたないわなぁ。

　今月初頭は夏カゼでDownしていたため、これで3週続けてラケットの触れない土曜日になってしまった。ま、今日は午後から仕事関連で会合に出にゃならんので、当初からテニスの予定はなかったんだけれども。

　ともするとユーウツになりそうな天気なので。

 

• Rainy Day, Rainy Heart - T-SQUARE 

　タイトルの割りに明るい曲調なんで、6月になるとこのアルバムをよく聴いてるような。

 

　リリースは’93年だから、もう19年も前なのか（遠い目）。 

　まだまだ当面はこんな空模様の日が続きそうで。
　カラ梅雨で水不足とか農作物に影響が出るのは困るので、梅雨時はむしろ降ってくれるのはありがたい……んだけれども。

　うまく気分転換ができないが故に、少々クサクサしております

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STING:The Best of 25 Years

　この人のCDを買うのは久々だけれど、やはり、いい。

　2枚組で全31曲収録（全曲2011年デジタルリマスター）、しかもSHM-CD仕様で音質もいい、特に初期の曲はリファインされたような仕上がりなのもまた嬉しい。
　聴くのはどうしても90年代までの作品に偏りがちだけれど、ソロデビューから27年目に入ったアーティストの足跡をゆっくり聴き入ってみようかと。

　STINGの歌はやっぱり冬が似合う……。

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ビッグバンドはいいね～

　明日から3連休の人も多いと思うけれど、予報は雨どころか東京でも雪、都心でも積雪がありそうだとか。どうやら週末のテニスはおアズケになりそうな気配濃厚。

　それはさておき、今日は仕事を少し早上がりして大手町の日経ホールへ向かう。
　昨秋に国立駅前のHarbor Lightでピアノソロのライブを観た、守屋純子さん率いるビッグバンドのコンサートだった。

　年一度の定期公演だそうで、今年のテーマは"Tribute To Jazz Giants"。
　前半は"In The Mood"、"The Sidewinder"などJazzのスタンダードナンバーにアレンジを加えたもの、後半は守屋さんのオリジナルナンバーが中心の構成。

　前から3列目とライブハウス並の距離感。しかもホーンセクションの真正面なので生音がスゴい！

　ただ、こちらの座る位置が舞台よりも低いので、譜面台に遮られてプレイヤーさん達の手元が見えないのがちょっとだけ残念……。

　ライブハウスやジャズバーなどで、トリオやカルテットあるいはピアノソロで聴くJazzもいいけれど、ビッグバンドの迫力もいいもんだなぁと。現在休業中（既に挫折?）のサックスはもちろんのこと、トランペットもこれがまた格好いい。

　昔々、小中学校時代の延べ5年ほどマジメにトランペットもやってたので、久々に吹いてみたくなったりして。
　サックスよりも案外モノになるかも?……ってそんな甘くないかまず息が続くかどうかｗ

　オリジナルVer.の動画も埋め込んでおきます。

　Lee Morgan - The Sidewinder

 

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