SSブログ

「特撮博物館」を観て来た [Art & Movie]

 ポコッと開いた1日の休みを利用し、江東区の東京都現代美術館で開催中の

を観に行って来た。
 一応、親戚の男の子2人(中学生と小学生)を連れて行くという名目でw

 夏休み期間なのでかなり混んでいるという情報もあったが、開催期間が長い(7/10~10/8)上、お盆前の平日だったこともあってか、待ち時間もなくすんなり入場できた。土日は混雑するのかも。

 入ってすぐ、'60~'70年代の東宝特撮映画で使用されたミニチュアや資料が並ぶ。公開時にOn Timeでみてこそいないが、後に昭和ゴジラシリーズが夏休みやお正月期間にテレビ放映されたのを視たり、「特撮大百科」なる子供向け本を文字通り擦り切れるまで眺めていた自分にとっては、その時点で懐かしさ爆発w

 その後、ウルトラマンなど円谷プロ作品、さらに電人ザボーガーやライオン丸を製作したビープロ作品、続いて平成ガメラシリーズ(これを監督した樋口真嗣は、この「特撮博物館」の副館長でもある)のスーツやミニチュア模型などが展示される。

 そして今回のハイライト、短編映画『巨神兵東京に現わる』の上映コーナーへ。

会場の外に展示された、巨神兵の頭部モデル上映時間はわずか9分、内容も現代の東京に突然巨神兵が出現し、瞬く間に東京を壊滅させる。これがあの"火の七日間"の始まりだった―というもの。何でも舞城王太郎の「言葉」がキーワードとなっているんだとか。女性の一人語り的ナレーションに従って進んでいく。

一つの終末論として深い内容とも捉えることもできるが、映画のプロットやテーマよりもむしろ、CGを一切使用せずアナログな特撮技術を駆使して巨神兵という存在、東京が破壊尽くされて行くカタストロフを再現させることで、駆逐されつつある技術の継承を提言することが主眼―らしい。

 上映セクションの次に15分ほどのメイキング映像が流れるブースになるのだが、そこで初めて映画がCGなしということを知った次第。巨神兵のプロトンビームを受けたビルが溶融するシーンなど、その種明かしを見て驚嘆するばかり……これだけ地道で細かい作業が延々と続くとなると、現在の製作現場ではCG使用に流れていくのは致し方ないのか。とはいえこういった技術は消えずに残って欲しいと思う。

 B2Fのホールには今回の映画等で使用されたミニチュアの広いセットが展示されていた。

こういう広い場所をヒーローや怪獣が動き回るんだとか崩壊した東京タワーとビル群…いやはやリアル。 

 

 

 

 

 ここだけは撮影がOK。右は平成ゴジラ映画で登場した東京タワーなんだとか。

 かれこれ2時間半ほど居たけれど、連れて行った子供2人より自分が一番コーフンしていたかもしれないw
 10/8までやっているんだからもう1度観に行ってみようかなぁ……今日は買わなかった図録も、今頃になってやっぱり欲しくなってきたし[あせあせ(飛び散る汗)]

現実感に乏しいと感じたのは、単に見慣れてないだけ?

半蔵門線でJR錦糸町駅まで戻り、駅前のビルでやや遅いランチ。

10階の窓際の席だったので、東京スカイツリーが真正面にどーん!!と。しかし、直前まで街並みや建造物のミニチュアをずーっと見てきたので、スカイツリーを含めた眼前の景色も作り物なんじゃないかと錯覚しそうになったりw

住宅や背の低いビルの中、1つだけ飛び抜けて高いスカイツリーの造形や存在感が異質というか、妙に現実感に欠けるというか……。

 

プロトンビーム発射の瞬間

会場内にあったガシャポンのカプセルトイは巨神兵のヴィネット。造形はおなじみの海洋堂で全3種類(+蓄光版のレアカラー2種)で、1回500円也。

3人で1度ずつ回してみんな同じものが当たってしまったんだが、この展覧会を採り上げたブログをいくつか見ていると、おなじようにこれが当たっていたような……。 

 これ持ちながら「焼き払え!」なんて言ってるダメ人間な自分w

 banner_03.gifにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ ブログランキングに参加しています。
   ↑よろしければ ↑1クリック お願いいたします。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。