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特別展「深海」@国立科学博物館 [Art & Movie]

 NHKで深海でのダイオウイカの撮影に成功した番組を放映した頃からか、何だか深海ブームみたいなものが世間の一部で来ているようではあるけれども。
 その流れを汲む?展覧会が今夏に開催されると知ったのが6月頃。小学生の頃の夢の一つが海洋生物の研究者であり(数学が苦手だったため理系は断念w)、昔から深海魚が大好き、今でも絶対に「動物園より水族館派!」な自分としては、これは観に行かずにおけるものか、と。

 で本日、代休を利用して上野の国立科学博物館まで行ってきた。
 昨夏に「特撮博物館」に連れて行った親戚の兄弟2人に前以て訊いてみたところ、「行きたい!」の二つ返事だったので、今年も連れて行くことに。ま、連れて行くこと前提でダイオウイカストラップ付の限定前売券を、事前に3枚購入済ではあったんだがw

 公式の特設サイトはこちら。

NEC_0806.JPG ←上野駅前の街灯にも、こんなのが。

 11時に会場前に着くと入場を待つかなりの列で、前売券を持っていても館内に入れるまで20分程度待つことに(当然暑い)。
 夏休み期間ということもあって小学生くらいの子供の数がかなり多いのは、昨年の特撮博物館と違って学術寄りの内容なので、夏休みの宿題にもしやすいからなのか。

 DSCF3649.jpg

 

 

 
  館内に入るとまず「深海の世界」というテーマ。"深海とはどういう世界なのか"を、水温や太陽光がどこまで届くかという展示が並ぶ。画像は水圧によって圧縮、変形した発泡スチロール容器、ボンベ、そして左下のヘラみたいなのは、水圧で潰れた金属バット!!

DSCF3655.jpg

 

 

 


 次のテーマは「深海への挑戦」。潜水調査船や無人探査船など、深海の調査技術のあらましを紹介。中央には日本が誇る深海調査船「しんかい6500」の原寸大模型が展示されていた。

DSCF3661.jpgDSCF3667.jpgDSCF3669.jpg

 

 

 

 


 続いては「深海生物図鑑」。博物館が所蔵する深海生物の標本が分類別に展示される。ただしホルマリン漬け標本のため、通常でもグロテスク顔の魚は、怪物度が倍増……みたいなw
 画像は左からタコイカ(ふざけた名前だがれっきとした和名)リュウグウノツカイ(ヘビの抜け殻のようだけれど)チョウチンアンコウ(トラウマ級の一品。ホラー映画の特殊メイクかと)

 暗黒、低温、超高水圧下や、超深海底に泥中、熱水噴出孔などの極限状況で適応している一部生物の秘密を紹介した後、ついにメインイベントに辿り着く。

DSCF3676.jpg

 

 

 

 
 天井から吊り下げられていたのは、映像資料や採集されたダイオウイカの死骸から採寸、復元した模型標本。そして、その直下にあるのが、

DSCF3678.jpgDSCF3679.jpg

 

 

 


 まさに今回の展覧会の目玉、ダイオウイカの標本が登場(エリア51に保管されたエイリアンの死骸、ではございませんw)。やっぱりみんなこれをカメラに収めたいのか、ここの前で行列が渋滞する結果、この辺りが一番混んでいた。

 映像などを見た後、第2会場へ。
「深海の開発と未来」テーマでは、身近な食材として利用される深海魚のことも。

DSCF3696.jpg

DSCF3697.jpg

 

 

 


 例えば、のり弁当などに入る”白身魚のフライ”、その白身魚とはニュージランドヘイク(ヒタチダラ)という魚なんだとか。ある程度の年齢層より上の人ならば"メルルーサ"という名前だと馴染みがあるかも。 

DSCF3698.jpg お寿司にある"甘エビ"は、実は←このエビ。

ホンホッコクアカエビ

 

 

 

 これで展示は終了。
 ショップでお土産を購入。自分用には展示図録(¥1,800)とポケット式のクリアファイル(¥500)を購入。

NEC_0808.JPG

 

 

 


 図録がこの内容でUnder2,000円なのは、かなりリーズナブルかも。クリアファイルの上の小さいのはチケットの半券。 ショップでは買い物がてら、チケットについてくる限定のダイオウイカストラップも受け取ったのだが……

NEC_0810.JPG

 

 

 

 

 
 これかい(^^;)
 マッコウクジラと絡むダイオウイカという形、昔MiUのオマケについてきたペットボトルのトップにつくフィギュアのやつと何か似てる気が……ま、造形作成はお馴染みの海洋堂だし、館内に設置されたガシャポンにも入っているものだから、その辺りは仕方ないかも。とはいえ、折角ならダイオウイカ単体のストラップで作れなかったもんかな。

 その後、遅めの昼食を上野警察署前の蕎麦屋「翁庵」にて。

NEC_0807.JPG

 

 

 

 

 
 自分は大もり蕎麦。つゆはかえしが効いてて、そばは冷水で締められて歯ごたえ有。昭和の風情たっぷりな店内の雰囲気も相まって、とてもおいしくいただきました。次回行く時は"ねぎせいろ"にしてみようかと。

 今回の展覧会は「深海好き」として確かに愉しめたものの、ホルマリン標本がメインなので、グロテスクだったり異様な形状をしつつもキレイな状態の深海魚の画像を見慣れているため、何となく物足りないというか、深海魚を観たぞ~という気にイマイチなれなかったというか。
 もちろん、あれらの標本も大変貴重なものとは重々承知でありますし、何といってもダイオウイカの実物を見られたのは貴重な経験でありましたが。

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コメント 6

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

深海は、まだ未知の世界ですからね。。。

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2013-08-09 07:15) 

獏

メルルーサ 久しぶりに聞いた名前です^^)☆
深海生物 とても興味あります~(^w^)


by 獏 (2013-08-09 08:57) 

ぼんぼちぼちぼち

10月頭までやってるんでやすね!
涼しくなってから見に行ってみようと思いやす(◎o◎)
by ぼんぼちぼちぼち (2013-08-09 19:10) 

るね

>横 濱男さん
深海は宇宙と同じくらい、謎と未知の世界だと思います。
個人的には月に行くよりも、深海に潜ってみたいですw

>獏さん
昭和40~50年代の頃、学校給食のフライはこの魚でしたよねw
深海魚をはじめ深海の生物って、見ていて飽きません。

>ぼんぼちさん
ぜひぜひ~。
のんびりご覧になるなら9月半ばくらいが狙い目かと。8月中は子供連れでごった返しのようですし、会期末は駆け込みで混雑すると思いますので。
by るね (2013-08-10 03:02) 

MANTA

nice、ありがとうございます。
ダイオウイカ+クジラストラップ、よく見るとiPhoneとかのジャックに
取り付けられるタイプにみえますね。そっか、これもスマホ対応なのね。

ダイオウイカオンリーのストラップ、同意です。
「でもそれだと大きさがわからない」「スルメイカストラップと間違われる
のでは?」 そんな主催者側の会議の様子をかってに想像しました (^^)
by MANTA (2013-08-13 10:08) 

るね

>MANTAさん
こちらこそご訪問とnice!、コメントまでありがとうございました。

ストラップはジャック付ですね。自分のスマホはピンジャックがないタイプのため使えません。
勿体ないので使いたくないですがw

ダイオウイカ単体のストラップですと、よくよく考えてみたら長~い2本の蝕椀が破損しやすい、と製作時に考えたのかもしれませんね。
スルメイカストラップ、それはそれで欲しいですw
by るね (2013-08-14 01:08) 

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