Спасибо . И до свидания , Давыденко [Tennis - Pro Tour]
いきなり見慣れない文字のタイトルですみません。
元世界3位、'09年のATP World Tour Finals 優勝者でもあるニコライ・ダビデンコが、今週自国で開催中のクレムリン・カップにて現役引退を発表した。
キャリアベストともいえる'09年シーズンを送った後、翌年の手首のケガを機にランキングを下げていったダビデンコ(ラケットを変えたり等の迷走?もあったり)。250大会で優勝や準優勝もあったものの、かつてのような超速テンポで鋭いストロークを放ち続けるテニスはついに戻らなかったようで。
自分はダビデンコの精密機械のようなテニスが好きで、当ブログでもちょくちょく、この選手を採り上げてきた。
- ダビデンコ勝った!(ATP Masters1000 上海)[2009.10.09]
- ダビデンコ初優勝(ATPワールドツアーFinal)[2009.11.30]
- あららダビデンコ?[2012.02.17]
- USA「プリンス」社が経営破綻らしい件[2012.05.02]
※3つ目の12年2月の記事は、一時やたらとページViewが高いことが続いてたけれども、理由は不明w
だが、その実力や実績の割に、ファンのみならずメディア、スポンサーからもなぜか不当な程に評価されてこなかった選手でもある。無気力試合や八百長の疑いをかけられたり(もちろん無実)、Top10ランカーなのにラケットメーカーが契約してくれないとか。
本人もそのあたりは自覚しているのか、自虐的なユーモアあるコメントを多々残している。'08年のMSマイアミでは1本だけ支給されたラケットで大会を勝ち抜き、優勝後の記者会見で尋ねられ「プリンスはお金がないんだってさ。シャラポワ(当時はプリンスと契約)に使い過ぎたんだろうね」と答えたことも。
'09年11月、フランスのL'Equipe紙に載ったダビデンコのインタビューを紹介した、cheval_noir_rougeさんのブログがある。もう5年前の記事だが、これを読むとダビデンコという選手の(色々な意味での)ユニークさがよくわかっていただけると思う。
下の映像はATP公式サイトが作成した、ダビデンコへのトリビュート映像(上)とインタビュー(下)。
「金遣いの荒い鬼嫁」みたいなキャラ扱いされていた奥さんのイリーナ(ダビデンコもインタビューで「嫁さんがカードでたくさん買い物するから、その支払い分を賞金で稼がないと(笑)」みたいなことを冗談半分にコメントしていたり)だけれど、この人もダビデンコを支え続けた一人。優勝の後の首吊りキスは印象的だったw
2年前には待望の愛娘エカテリーナちゃんを授かったが、娘と遊ぶ姿は親子というよりも、最早おじいちゃんと孫娘……w
「ツアー生活で一番の思い出は」という質問に「たくさんあるけれど、やっぱり'09年のツアーファイナルズで優勝したこと」と答え、続けて「ベストマッチは?という質問が次に来るんだろうけど、それがこの時の準決勝で、フェデラーに勝利したことだよ」と答えている。
確かにあの時の準決勝(vsフェデラー)、そして決勝(vsデルポトロ)でのテニスは、まさにこの人のテニスの真骨頂ともいうべきプレーだった。
今後は金融関係のビジネスを手掛けていく予定なのだとか(現役引退後はテニス界とは異なるキャリアを選ぶのは、ロシアのテニス選手に共通したことなんだろか?)。
お気に入りの選手がまた一人、コートを離れていくのは寂しいけれども……
第二の人生に幸の多からんことを!
Спасибо . И до свидания , Давыденко .
―ありがとう。そしてさようなら、ダビデンコ。
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