「日本国宝展」 [Art & Movie]
今月の21日、東京国立博物館(平成館)で開催されている、日本国宝展を観に行ってきた。
国宝展は平成になってから3度目(2年、12年に続く)だそうで、その2回で120万人を動員したのだとか。
4月の「栄西と建仁寺展」以来の国博。
13時半過ぎに現地着。金曜日とはいえ、平日の午後だし会期もまだ残っているから、そう混んじゃあいないだろう……という目算は、あっさり外される...…。入場規制中で、入館まで40分待ち、とか。
ということで、本館で開催していた「東アジアの華 陶磁名品展」を覗いていく。日中韓の国立博物館の合同企画ということだったが、1部屋だけで規模も小さく、展示品も少なめ。仁清の「色絵月梅図茶壺」(重文)があったけれど、仁清は国宝「色絵藤花図茶壺」の記憶が鮮烈だからか、それに比べるとやや……。長次郎の黒楽茶碗「ムキ栗」 が見られたのは嬉しかったけれど。
時間をずらしたものの、やはり40分待ちは変わらず。前日までの冷たい雨から一転、この日は陽射しの暖かい陽気だったのが救い。
本館と平成館の間から、東京スカイツリーがくっきり見えることも、今回初めて知った。
予告通り、並んでから40分弱でやっと中へ。
当然のように中も混雑混雑……日頃、こういう展覧会の類は、平日のそれもなるべく混まない日を見計らって来るようにしているので、こういう混雑はかなり堪える。
今回のテーマが『祈り、信じる力』ということで、日本人の信仰心から由来する文化的遺産が展示されているということも、やや自分にはピンと来なかったのかも。
大まかな内容をBS日テレの番組で見てしまったということもあるか。
せめて長谷川等伯「松に秋草図」が見られていたらと思ったのだけれど、展示は11/9までだったので見ることは叶わず。
昔から教科書ではお馴染みの「金印」実物。今回初めて見たが、こんなに小さかったのか、とちょっと驚き。鏡を使って、印面の方も見られるようになっていた。
フロア中央に展示してあるので、それを見るためにここだけまた行列がぐるぐるとできる始末(展示は今日11/30まで)。
一昨日(11/28)で、来場者30万人を突破したのだとか。
会期は1週間後の12/7(日)まで。明日は休館で、3日から最終日までは開館時間を20時まで延長するとのこと。
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獏は田舎者なので東京の美術館や博物館の
人の多さに圧倒されてしまうのです・・(@@;))
by 獏 (2014-12-01 18:53)
>獏さん
人気の展覧会だから混むのは仕方ないですが、作品を見るより人混みで疲れてしまうのは、やっぱり……ですね。
自分も普段、通勤ラッシュに頻繁に揉まれない生活なので、余計疲れました……(^^;)
by るね (2014-12-02 02:49)